動力や空調・温調用の使用電力量が多い事業所では、高圧受電に変更することにより、電力料金を大幅に抑えられる可能性があります。
気になる毎月のランニングコスト。削減したいとお考えの方も多いのではないでしょうか?家庭と比べ圧倒的に消費電力の多い企業において、「省エネ対策」はコスト管理の面でとても重要です。ハマ電機では、お客様のニーズを丁寧にヒアリングし、事業内容に即した無理のない省エネ・コストカットのご提案をしています。
省エネ対策はまず現状を知るところから始まりますので、お気軽にお問合せください。
Point.1
電気料金の内訳で割合が高い「基本料金」を下げることができれば、コストカットに繋がります。
デマンド値とは、一般的に「使用電力の瞬時値:kW」を指しますが、電力会社との取引の時に使われるデマンド値は、「30分間(デマンド時限)における平均使用電力:kW(稼働負荷の平均容量)」を指しています。
そのため、図のようにデマンド時限において、400kW(総容量400kWの負荷を使用すること)を30分間使用した場合のデマンド値と、500kWの負荷を前半の15分使用し、その後300kWに負荷を落として15分間使用した場合のデマンド値も400kWとなります。
「デマンド料金制」とは、各月の契約電力を当月1ヵ月の最大需要電力(デマンド値)と、過去11ヵ月の最大需要電力の内、いずれか大きい値とする制度です。
そのため、ある月に過去12ヵ月(当月含む)のうち当月に最大のデマンド値を出してしまうと、そのデマンド値が向こう1年間の契約電力として適用されてしまいます。よって、電気料金抑制のためには、最大需要電力(デマンド値)を下げる工夫が必要です。
Point.2
電力の消費量をコントロールすれば、月々の使用電力の料金だけでなく、基本料金も下げることができる可能性があります。
電力料金のコストカットのために有効な「高圧受電」に切り替えるには、キュービクルという設備を導入する方法があります。キュービクルとは、発電所から送られてくる高圧電気を施設で利用できる電圧に変換する機器を金属製の筐体に収めた受電設備のことであり、正式名称は「キュービクル式高圧受電設備」といいます。
キュービクルは高圧電線から電気を大量に引き込む必要のある大型施設に設置されるケースが多いですが、電力料金のコストカットのために有効なので、実は小~中規模の施設でも導入する事例が多々あります。
使用状況等によって変わりますが、キュービクルの更新推奨時期は20~25年程度とされるケースが大半です。キュービクルが老朽化すると、誤作動や停電に繋がる危険があるため、お使いの機種の更新推奨時期が過ぎている場合は安全のために設備の更新を検討しましょう。
また、トランス(変圧器)は、20年近く前の機種から最新機種に変更すると、電圧変換時のエネルギー損失が30%以上減る場合もありますので、キュービクルの設置から20年以上経っているお客様は、ぜひ一度お問合せください。
省エネ対策を進めるにあたって、電気を消費する機器の見直しを行うことも効果的です。
しかし、設備を更新するには費用が掛かります。ハマ電機では「どのタイミングで設備投資するのが最も効果的か」お客様に寄り添い、ご提案致します。
配線用モールド変圧器
(トランス)
配電用油入変圧器
(トランス)
トランス(変圧器)も、数年に一度JIS規格の基準値が引き上げられるなど、年々進化しています。
2006年からは、対象となる機器ごとに省エネのための基準値と達成年度を設定するトップランナー制度がスタート。2014年に改訂され、1999年のJIS規格と比べてトランスでのエネルギー変換ロスを約35%も削減することに成功しています。
また、空調機器の更新や、照明のLED化などで工場や施設の所要電力容量が少なくなっている可能性もありますので、更新時に見直すことをおすすめします。
1
高輝度、長寿命が特徴のLED照明ですが、同一部屋の同一照度であれば、大幅な電気代の節約が可能です。また、各種センサーを使った消灯及び調光制御も効果が期待できます。交換後の照度計算、分布図の作成もお気軽にお申し付けください!
2
最新空調機器への入れ替え設置も、電気代の省エネ効果が期待できます。
デマンドコントロールに対応する機器(デマンド制御装置)もございます。
夏場のピークカットに有効で、基本料金のダウンに有効です。
3
ポンプ、ファン等のモーター負荷も、インバーター化により、消費電力を削減することが可能です。導入には、若干の条件がございますので、ぜひご相談ください!
1
電気の使い勝手をあまり変えずに、ピークカットを実現する装置を「デマンド制御装置」といい、設定したデマンド値が超えそうな時に、警報として出力するものが、「デマンド警報装置」と呼ばれるものです。ただし、コントロールされる側の負荷を明確にし、その際の影響をよく検討することが重要です。
2
キュービクル(電気室)内で、幹線系統毎に電流センサーを設け、常時監視する装置です。他にもエネルギー計測の値を取り込み、表示分析する機能がある製品もあります。測定値を連続グラフ等にして表示することができ、電気の上手な使い方を考えるのに大変有効なツールとなります。
01. AS A "PARTNER SUPPORTING THE MANAGEMENT OF A COMPANY", WE WILL APPROACH YOU AND MAKE SUGGESTIONS
省エネ対策は現状を知るところから始まります。まずは「うちの会社の現状を知っておこう!」という気持ちで、気軽にお問合せください。現状の確認、お客様からのヒアリングを通して、最適なプランをご提案させていただきます。